北アルプス 表銀座縦走 その1
2008年8月8日~8月11日で、北アルプス 表銀座縦走をしてきた。(燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ケ岳)
本当は槍ヶ岳方面へ行くつもりだったけど、天候が不安定で午前中は快晴に近い晴天でも、10時くらいには雲がわいてきてしまう天候。
おまけに、初日夕方の大天荘のテント場では、初の雷の洗礼を受け山小屋へ一時避難するなど、とっても怖い思いもした。
その時見た光景は、雷雲の中に隠れた槍ヶ岳が、雷鳴と稲光につつまれていて・・・
もし、今日あそこでテント張ってたらと思うと・・・・
その事もあり、翌日も前日と変わらない天候だったため、軟弱ユルユル登山の自分としては、下山ルートもいくつか確保できる常念方面への縦走に速攻変更っと
まぁ それはそれで結構満喫できたので結果オーライということで
表銀座縦走のレポ はじまり はじまり~
本当はいつもの「ムーンライト信州」で行くつもりだったけど、1ヶ月前に予約に行ったにもかかわらず売り切れ。
「あなどれんな 夏の表銀座は」
しかたがないので、前泊に切り替え、穂高駅から1分のところにあるビジネスホテルを予約するハメになった。
「まぁ 前泊なら睡眠も十分とれるしいっか」
特に今回は縦走なのでよかったかもしれないと納得することにした。
しかし、当日昼間にあった関東地方の地震の影響で電車が遅れ、到着が1時近くになってしまった。
「寝る時間3時間半しかないし・・・」
それでも、シャワーを浴びてビールをキュっと飲んで布団に入ると秒殺。
4時15分 起床。
おにぎりとお茶で朝食。
身支度を整え、4時45分、穂高駅にある中房温泉登山口行きのバス亭へ向う。
まだ、ムーンライト信州が到着していないので人があまりいない。
バスのキップを購入し、ザックを抱えバスに乗り込む。
5時5分 定刻どおりバスは中房温泉登山口へ向けて出発。
45分ほどで到着。
「うわぁ 人すごいな。トイレも並んでるし・・」
登山口は沢山の登山者でにぎわっている。
6時13分 登山開始!
今回は快調、快調。
やはり短いとは言え、十分に睡眠がとれたせいか、すこぶる快調。
「いや~ 天気もいいし 最高だね」
第一ベンチは休憩スルー
第二ベンチで小休止。
第三ベンチでも小休止。
富士見ベンチを越え、8時30分 合戦小屋へ到着。
ここで、合戦小屋名物スイカを食す。8分の1カットで800円。これが、甘くてうまい!。
でも、1個はちょっと自分には多い。近くにいたでっかいザックの兄ちゃんに聞いてみた。
「ねぇ ねぇ 半分づつ買わない?」
「あっ 自分、ものすごくのど乾いてるんで、1個買います。」
「あっ そう じゃあ しかたないか」
結局1個ペロっと食べられたし、満足、満足。
その兄ちゃんとは、その後テント場で再会をすることになる。
合戦小屋を過ぎると、森林限界となり視界が開ける。
空がものすごくきれいな青。
槍ヶ岳もよく見える。
燕岳は、稜線に出る手前まで、アルプスらしい展望は見えない。
しかし、登りきっって ふっと前方を見ると、いきなりこの展望が見る。
思わず
「うわぁ すげえ~」
この瞬間がたまらない。
9時40分 燕山荘到着。
昨年、燕岳には登っているのるので今回はパス
しばらく展望を楽しみ、10時10分 縦走路へと縦走開始!
「いや~ 気持ちいい~」
気持ちの良い風が吹く縦走路を進む。
ずーと先まで道が続いている。
特に危ないところは無く、本当にハイキングコースだ。
目指すは、本日の宿泊地、「大天荘」。
「ん? さっきから 雷警報器がうるさいなぁ、こんな天気なのに、壊れちゃったのか?」
そう、この日ために購入しておいた、雷警報器「ストライクアラート」がひっきりなしに、オレンジや赤のLEDが光ながらピコピコ鳴っている。
写真に写っている空を順に見てもらうとわかるが、徐々に雲が多くなっているのが分かる。
この時はまだ、これから始まる恐怖を知る由もなかった。
「大天荘まで2時間かぁ」
無事にたどりつけるのか?
つづく・・・
あなたにおススメの記事
関連記事