ニュージーランド ミルフォードトラックを歩く旅 DAY3

nhiro

2015年03月22日 21:30



3日目
今日は、ミルフォードトラックでの最難関? マッキノン峠越え。
標高は1000mちょっと、日本なら低山になるけど、南極に近いのか、土地の特徴なのか、森林限界がかなり低い
700mも上がれば、木が生えない森林限界となる。
雰囲気は、日本の2500m以上の山の雰囲気そのもの。
季節は真夏でも雪が降るという。今年も真夏の2月に2回雪が降ったそうだ。

今日は距離も長く、峠越えもあり、出発は7時。
まだ暗いうちからの出発。
昨夜から、ものすごい雨と風。
出発の時も、土砂降りの中での出発。

一時間ほど歩いて、休憩場の個人ウオークの宿泊場所へついた。
この時点でずぶ濡れ。
すでにレインウエアは役に立っているのかわからない状態。

気づいたことがある。
海外との雨に対する考え方の違い?
日本人は、いかにぬれないを考えて、全身をゴアテックスなりのレインウエアと帽子で防御する。
日本人以外は、ショートパンツに上着だけレインウエアだったり、レインパンツは履いてなかったり、靴もローカットだったり。
ぬれるのは仕方ない。その代わり、ロッジの乾燥室が強力で、洗濯し乾燥させることでカバーみたいな感じ。
避難小屋やヒュッテの場所も、2時間おきくらいに点在しているので、比較的安心して歩けるのもあるのかもしれない。
標高の高い日本の山なら命とりかもしれない。
場所によってスタイルがあるのだと思いました。


ミルフォードトラックは、基本的には山あるきというよりは谷あるき。
雨が降ると、両サイドの山に、いくつもの滝が現れる。
その光景がまたすごい。


だいぶ登ってきた。
雨は止んできた。
滝が谷に集まる。


もう少しでピークというところで。
登山道にザックが点々と置いてある。でも、持ち主がいない。
先頭の集団にいた自分とその他の人で「いったい、持ち主はどこいった?」みたいな会話が。
しばらくすると、上から持ち主の一人と思わしき人が空身で降りてくる。
ガイドと何やら会話をしているが、顔が険しい。
どうも尋常じゃない感じ。
あとでわかったことだけど、60歳台ニュージーランド人の夫婦で来ていた人の旦那さんの方が滑落したらしい。
救助のヘリを呼んでヘリがきたが、残念なことにすでに亡くなってしまったとのこと。

危険なところがないようなイメージだけど、登りの登山道は結構な急登。
谷側はそれなりの崖なので、バランスを崩して滑落すれば、けっこう落ちていきそうなところはあります。
特に景色が良いので、歩きながら写真なんかを撮っていると、滑落の危険があると感じた。
山は山なので、注意は必要だ。


マッキノン峠に到着。


ガイドがポットにホットチョコレートを担いで来てくれてた。
ぬれて冷えた体に、あたたかいホットチョコレートはしみる。
ありがたい。


高山にいるオウムのキーアがいる。
このオウムは、とれも頭が良く。
一匹が写真を撮らせて、もう一匹が、写真を撮るために下ろしたザックを狙うという連携プレーをするらしい。
キーアには注意をするようにと、ミーティングで言われてた。


雨があがり、少し雲がきれてきた。
なんとも幻想的な景色。
ジブリにでてきそうな景色。


避難小屋でランチ。
ここでもガイドが、あたたかい飲み物を用意してくれている。
体はずぶぬれだけど、ランチとあたたかいコーヒーで、一息つく
少し休憩したら、それぞれ出発していく。


次のロッジまでは下りだ。
雨上がりなので、あちこちで滝ができていて、雲の切れ間からのぞく太陽の光に照らされて、ものすごくきれい。


ひとりでてきたので、ひとりっきりで、この景色の中にいると、なんとも不思議な気持ち。


しばらく歩いて標高が下がると、また樹林帯に入る。
山のこちら側の雰囲気は、また違っていて、まるでジャングルのよう。


川沿いを歩くのので、いくつもの滝を眺めながら歩く。


しばらくすると、今夜の宿のクインティンロッジ到着。
どうやら、かなり早くついたようだ。


ロッジの部屋に案内されて、荷物を置いたら、近くにあるザザーランド滝を見に行く
この滝は、世界第5位の滝で、ニュージーランド最大の滝
第一滝:248m、第二滝:229m、そして第三滝:103mの合計580mの三段滝


このロッジの1部屋4人の相部屋。
ここは、なかなか絶景。
強力の乾燥室もあり、ぬれた靴や服を乾かせるのは、ありがたい。


滝から帰って、洗濯をして、シャワーを浴びてラウンジへ。
まだ、到着の人は少ないけど、お先におつまみとニュージーランドビールをいただきます。


携帯も届かない山のご飯とは思えない豪華さ。
まぁ、山でのステーキは珍しくはないですが・・・・・
デザートは甘すぎで全部食べられなかった。
でも、美味しゅうございました。


陽気なガイドの4人。
ここまでくると、他のメンバーとも話をするようになってくる。
片言の英語でも、一生懸命話すと聞いてくれる
積極的にこちらから話そうとすると、相手も声をかけてくれるようになってくるね。


明日のミーティング。

景色もいいし、なんとも良い感じだけど、一番楽しいのは、いろいろな国の人とのコミュニケーション
今回の参加国と人数

オーストラリア 16人
ニュージーランド 11人
イギリス 3人
アメリカ 11人
スイス 1人
日本 3人

明日は、いよいよ歩きの最終日。











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